J1アルビレックス新潟とJ1名古屋が激突する11月2日のJリーグ・YBCルヴァン・カップ決勝まで、残り1日となった。リーグ戦では今季、1勝1敗の互角だった名古屋は、どのように戦ってきたのか。リーグ公認の競技データ「J STATs」のリーグ戦のデータ(10月31日時点)を基にチームを分析する。

[攻撃]特筆すべきはシュート精度、FW永井謙佑の俊足も要警戒!

 名古屋の総得点は42で新潟の43とほとんど変わらないが、得点パターンは大きく異なる。名古屋はボール保持率がリーグ16位の45%。パスをつないで攻めるより、セットプレーやロングカウンターなどシンプルにゴールに迫る攻撃を得意としている。

 名古屋は、昨季リーグ戦16得点のFWユンカーが負傷離脱したこともあり、...

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