J1アルビレックス新潟は11月2日午後1時5分から、東京・国立競技場でYBCルヴァン・カップ決勝でJ1名古屋と対戦する。Jリーグに加盟して26年目、クラブ史上初のタイトルが懸かる大舞台。主将のDF堀米悠斗は「苦しい時も、支え続けてくれたサポーターにいい景色を見せたい」とチームの思いを代弁する。
決勝前日は国立競技場で練習し、両チームの監督と主将で共同会見を行った。優勝経験のある名古屋に対し、新潟は初の決勝。前日練習について、松橋力蔵監督は「緊張感や多少の不安もありつつ、そういうものも楽しんで、しっかり準備ができた」と強調した。堀米も「チャレンジャーという意識を持って、思い切りぶつかっていくだけ」と言い切った。

松橋監督にとって、名古屋の長谷川健太監督は日産自動車サッカー部(現J1横浜M)時代の先輩。会見では長谷川監督が「決勝でやれるのは、非常に楽しみ」と言えば、松橋監督も「同じ時間を過ごした先輩と、こういう舞台でできるのは非常にうれしい。今あるものを全てぶつけたい」と掛け合う一幕もあった。
大勢の新潟サポーターの後押しを力に変える大一番。主将の堀米は「リーグ戦は苦しい思いをさせてしまっている。みんなで大きな目標を成し遂げて、今季の足跡を一つしっかり残したい」と力を込めた。
◆新たな歴史、新潟らしいサッカーで切り開く
チームの思いは...
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