前半31分、名古屋に先制点を許し、天を仰ぐGK阿部航斗(左)ら=国立競技場(写真映像部・永井隆司)
前半31分、名古屋に先制点を許し、天を仰ぐGK阿部航斗(左)ら=国立競技場(写真映像部・永井隆司)
延長PKの末敗れ、肩を落とすGK阿部航斗ら新潟の選手=国立競技場

 [新潟3-3(PK4-5)名古屋]痛恨の失点だった。新潟は後方でパスをつないだ前半31分、GK阿部航斗のパスミスを狙われて先制を許した。阿部は「良い入りができている時に、難しいゲームにしてしまった」と無念の表情を浮かべた。

 前線からボール奪取を狙う相手に対し、新潟は持ち味のビルドアップ(攻撃の組み立て)で対抗。強力なプレスをかいくぐってシュートに持ち込む場面もあり、流れは悪くなかった。

 だが、失点場面は「(得点した)永井選手が見えていなかった」と言う。直後はあわてる場面も垣間見え、42分に2失点目。「失点しても動じないメンタルが必要だった」。

 新潟が実践してきた「スタイルでのエラー」(松橋力...

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