長岡市民音楽祭へ向け「第九」の練習に励む出演者=長岡市千秋3
長岡市民音楽祭へ向け「第九」の練習に励む出演者=長岡市千秋3

 11月17日に開かれる新潟県の長岡市民音楽祭に出演する市民オーケストラと合唱団が、熱の入った練習を重ねている。音楽祭は60回目を迎え、披露するのはベートーベン作曲の交響曲第9番。10年ぶりの「第九」で、総勢約200人が音楽に磨きをかけている。

 音楽祭は、音楽を身近に楽しみ、市民が出演できる場として1962年に始まった。60回目は、新型コロナウイルス禍で活動の制約を受けた合唱、管楽器などが一同に演奏できるようにと、第九を選んだ。「歓喜の歌」で有名な第4楽章に、合唱が加わる。ソリストや指導陣を含め、全員が長岡を中心に新潟県ゆかりのメンバーだ。

 指揮者の星野勝彦さん(46)=小千谷市=は第九につい...

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