弥彦の丘美術館で開催中の「斎藤真一展『越後瞽女日記』-小林古径記念美術館コレクション-」=弥彦村弥彦
弥彦の丘美術館で開催中の「斎藤真一展『越後瞽女日記』-小林古径記念美術館コレクション-」=弥彦村弥彦

 新潟県弥彦村の弥彦の丘美術館で、特別企画展「斎藤真一展『越後瞽女(ごぜ)日記』-小林古径記念美術館コレクション-」が開催されている。目の不自由な女性旅芸人「瞽女」の生活や人情を描いた油絵や銅版画の作品が並び、娯楽の少ない時代に唄や語りで村人を楽しませながら、力強く生きた女性たちの姿を伝えている。

 斎藤真一さんは1922年、岡山県出身。高田瞽女最後の親方・故杉本キクイさんとの出会いを機に、10年以上にわたって越後に通い、瞽女の姿を記録した「越後瞽女日記」を発表した。今年は没後30年に当たる。

 企画展は村などが主催。代表作「あげ石瞽女・神保瞽女一覧」や、瞽女宿での出来事を劇画風に描いた「佐久の旦...

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