佐渡金山。奥に見えるのがシンボル「道遊の割戸」=佐渡市
佐渡金山。奥に見えるのがシンボル「道遊の割戸」=佐渡市

 「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」(新潟県佐渡市)の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録に関連して、日本政府が開催を表明していた、金山における全ての労働者のための追悼行事について、佐渡市の市民団体などでつくる実行委員会は11月20日、佐渡市で24日午後に開催することを正式に発表した。会場は佐渡市相川栄町の「あいかわ開発総合センター」。参列は招待者のみの100人規模で、日韓両政府の関係者の参加も予定されている。

 追悼行事の名称は「『佐渡島の金山』追悼式」。主催する...

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