
うみがたりと共同でアクアポニックスに取り組んだ成果を発表する海洋高校の生徒=11月24日、上越市五智2
上越市立水族博物館うみがたり(新潟県上越市五智2)で循環型の水耕栽培に取り組んできた海洋高校(糸魚川市)の生徒が11月24日、来館者に活動の成果を発表した。魚の堆肥で植物を育てる「アクアポニックス」の仕組みを紹介。それで収穫したバジルを使ったピザを期間限定で館内のレストランで提供し、約2カ月で600枚を販売したことなどを報告した。
アクアポニックスは飼育する魚が残した餌やふんなどの堆肥をバクテリアに分解させ、できた栄養分で野菜などを栽培する農法。ろ過した水は再び魚の水槽に循環でき、持続可能な開発目標(SDGs)につながるとして注目されている。
海洋高は8年前に校内の水槽で研究を始め、昨年の2...
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