
新潟水俣病患者と接してきた活動を語る旗野秀人さん(右)=上越市東本町2
新潟県上越市の東本町小と東本町小PTAは、東本町小で同和教育研修会を開いた。1984年から行われている研修会で、いじめや部落差別、インターネット上での誹謗(ひぼう)中傷などをテーマにした授業を公開。新潟県内の教員や地域住民らが参加した。
新潟水俣病をテーマにした5年1組の授業では、新潟水俣病安田患者の会事務局の旗野秀人さん(74)が半世紀にわたる被害者支援活動について語った。
旗野さんは、感覚障害に苦しみながら仕事に励む被害者が「補償金目当てに裁判をしている偽患者」と差別を受けた事例を紹介した。
被害者の日常を追ったドキュメンタリー映画「阿賀に生きる」の続編を制作したことも説明。歌や温泉を楽...
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