縁起物の準備をする弥彦神社の巫女=12月2日、弥彦村弥彦
縁起物の準備をする弥彦神社の巫女=12月2日、弥彦村弥彦

 多数の参拝者が見込まれる二年参りや初詣に向け、新潟県弥彦村の弥彦神社で縁起物の準備が大詰めを迎えている。12月2日は巫女(みこ)が新年への願いを込め、手作業で鏑矢(かぶらや)を仕上げた。

 弥彦神社は破魔矢や熊手といった縁起物計1万6000点の準備作業を11月から本格化。縁起物には、来年の干支(えと)「巳(み)」にちなんだヘビの絵柄もあしらわれている。

 12月2日は社務所で2人の巫女が、放った時の音で魔を払うとされる鏑矢を手に取り、木札と白い紙垂(しで)を丁寧に取り付けていた。巫女の女性(25)は干支のヘビにかけて「来年は新しい取り組みや挑戦で今までの殻を破り、一皮むけた年となっていただければ...

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