
くわえ棚田振興会とカレイドスクエアパーク胎内の利用者によるサトイモの収穫作業=胎内市鍬江
新潟県胎内市の中山間地にある農業者グループと、障害者就労を支援する市内の事業所による「農福連携」が2024年秋から始まった。事業所の利用者が農作物の袋詰め作業などを請け負い、農家の人手不足解消に一役買っている。関係者は取り組みの拡大に期待を寄せる。
農林水産業への障害者や高齢者の参加を促す農福連携は、国も取り組み拡大に向けて新しい推進ビジョンを掲げている。24年夏には、英語で11月を示す「ノーベンバー」と日付の数字の語呂合わせで、11月29日を「ノウフクの日」とすることも決めた。
胎内市で新たに農福連携に取り組んでいるのは、鍬江の農家4人でつくる「くわえ棚田振興会」と、就労移行と定着支援を手...
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