
長岡造形大准教授の福本塁さんが制作した防災トランプ
防災について、家族や友人間で語り合うきっかけをつくる新しいツールとして「防災トランプ」を開発した長岡造形大学(新潟県長岡市千秋4)准教授の福本塁さん(42)が、防災功労者内閣総理大臣表彰を受けた。頻発化と激甚化が顕著となっている地震や豪雨など、災害への対応力強化を目指していることが評価された。
防災トランプは、通常のトランプに「高台がない平野部の沿岸域にいる時に津波警報が発令された」「大雨が降り続き、近くの河川の水位が上昇している」などの想定を「お題」として入れている。ババ抜きでは、同じカード2枚がそろって捨てる際に、カードの想定に従って自身が取るべき行動を話していく。これにより、ゲームが有...
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