
蒲原沢災害の慰霊碑に献花し手を合わせた米田徹市長=12月6日、糸魚川市大所
新潟県糸魚川市と長野県小谷村との県境にある蒲原沢(がまはらざわ)で作業員14人が亡くなった土石流災害から28年となった12月6日、糸魚川市の米田徹市長らが同市大所にある慰霊碑に献花し、犠牲者の冥福を祈るとともに防災、減災への誓いを新たにした。
災害は1996年12月6日午前10時40分ごろに発生。前年に起きた7・11水害の復旧工事に従事していた糸魚川市の女性3人を含む県内外の作業員14人が土石流に巻き込まれて死亡した。当時、沢筋では国などが発注した災害復旧工事が同時に行われており、現場の安全対策が問題視された。
現場に近い場所にある慰霊碑への献花は毎年行われており、市消防本部の竹田健一消防長...
残り112文字(全文:412文字)