
静岡県熱海市の土石流災害を受け、盛り土 谷や斜面に土を盛ることで、平らな土地を作る工事。住宅や道路整備のほか、別の工事で出た残土処理のために土を盛る場合もある。地盤の状況によっては、大雨や地震で崩れ落ちないよう土地を支えるコンクリートの擁壁や、雨水の排出設備といった対策が必要になる。面積3千平方メートル以上など一定の規模や基準を満たすものは「大規模盛り土造成地」と呼ばれる。2021年の静岡県熱海市の大規模土石流事故をきっかけにして23年、規制区域での造成を許可制とすることや罰則強化を盛り込んだ盛り土規制法が施行された。の崩落防止策を強化した規制法の施行から5月26日で1年を迎えた。造成に許可が必要な規制区域を指定したのは4月1日時点で4府県と10市。指定権限を持つ自治体は129...
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