
市民に親しまれていた「遷宮の松」の苗木を植樹する諏訪神社の関係者=新発田市諏訪町1
新潟県新発田市諏訪町1の諏訪神社にあり、2023年春伐採された「遷宮の松」ゆかりの苗木の植樹祭が、諏訪神社で行われた。松は市民に親しまれていたが、樹勢の衰えからやむなく伐採。植樹祭では、「遷宮の松の子ども」として採取した苗木を植えた。参加者は、惜しまれながら切り倒された松を心に抱きながら、小さな苗木に思いをはせた。
遷宮の松は樹齢300年といわれていた。しかし樹勢の衰えは著しく危険な状態だった。市民らから残すべきだという声も上がり検討したが、保存は困難と判断し伐採された。
「何とか残してもらえないか」という関係者の声を受け、伐採の直前に松の根元に芽生えていた松を見つけ採取。苗木として育ててい...
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