年末のトークセッションに向け、打ち合わせをする西村俊滋さん(右)と本間大樹さん=新潟市西区善久
年末のトークセッションに向け、打ち合わせをする西村俊滋さん(右)と本間大樹さん=新潟市西区善久

 皮膚に多くの染みができる難病「神経線維腫症」と脳腫瘍を経験した新潟市西区の西村俊滋さん(61)が、病気の症状や、闘病の経験を語るトークセッションを12月29日、西区で開く。西村さんは「病気のことや、障害のある人のことを知ってほしい」と呼びかけている。

 西村さんは新潟市西区出身。生後すぐに神経線維腫症を発症し、小学生の頃には全身に約100個の染みができた。大きく目立つ染みもあり、「周りにじろじろと見られ、『汚い』と言われたこともあった」という。

 染みの増加に苦しみながら東京の出版社で働いていた2016年、脳腫瘍を発症した。手術を受けたが右手足がまひする後遺症が残り、退職を余儀なくされた。20年...

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