
JR米坂線の復旧などについて議論した建設公安委員会=12月11日、県議会
新潟県議会12月定例会は12月11日、4常任委員会での審議を続開した。建設公安委員会では、2022年の県北豪雨で被災したJR米坂線の復旧が議論された。新潟県はJR側が既に地元負担額の試算を示した「上下分離方式」以外の「第三セクター」「バス転換」についてもJR側に働きかけ、地元負担額などを算出する考えを明らかにした。上下分離方式の情報だけをJRが先行して出している状況に、県議からは不満も漏れた。
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米坂線の復旧について、JR東日本は被災前と同様のJR直営は「持続可能性の観点から難しい」と難色を示し、鉄道施設を自治体が保有する上下分離方式、第三セクターなどによる運営、バス転換の各案を提示している。...
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