新潟県三条市や県内のバス会社などでつくる市地域公共交通協議会は、観光振興を目的に運行してきたJR燕三条駅と下田地域を結ぶ快速バスを、2025年1月から減便し、帰宅する高校生ら向けの運行に変更する。レジャー客の利用が少ない一方、学生・生徒の需要が一定程度あるためだ。

 快速バスは「燕三条・下田アウトドアライナー」の名称で、24年10月から1日往復計5便を実証運行してきた。燕三条駅と下田地域の「スノーピーク フィールドスイートスパ」の間を結んでいる。

 協議会事務局の三条市環境課によると、当初は1日25人ほどの利用があると想定したが、実際は7人ほどだった。一方、燕三条駅を夜に出発する便は、帰宅する学...

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