
メタンハイドレートの燃焼実験をする東京海洋大特任准教授の青山千春さん(左)=上越市大潟区の大潟町小学校
新潟県上越沖に分布するメタンハイドレート(MH)について学ぶ授業が上越市大潟区の大潟町小学校であり、児童たちは燃焼実験やゲームなどを通じて理解を深めた。
講師は、上越沖でMHの調査研究を続ける東京海洋大特任准教授の青山千春さん(69)。12月2日に5、6年生約120人が授業を受けた。
MHは天然ガスの主成分であるメタンが水分子と結び付き、低温高圧の海底下で固体となったもので、次世代エネルギー資源として注目される。
青山さんは「上越沖など日本の周りにはたくさんMHがあることが調査で分かった」と解説。液体窒素で保管された粉状のMHを燃やし、メタンと水に分離させる燃焼実験を見せると、児童たちは「す...
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