イオン県央店で無差別殺傷事件を想定して行われた防犯訓練=燕市井土巻3
イオン県央店で無差別殺傷事件を想定して行われた防犯訓練=燕市井土巻3

 買い物客でにぎわう年末年始を控え、イオン県央店(新潟県燕市井土巻3)は、無差別殺傷事件を想定した防犯訓練を行った。従業員ら約30人が被害者救護や犯人けん制など、万が一の対処を確認した。

 イオン県央店は過去の同様の訓練から10年たち、従業員の多くが入れ替わったことから、燕署の協力で実施した。

 12月3日に行われた訓練は、店内1階通路で刃物を持った男が女性客を刺したとの想定で開始。事態に気付いた従業員が女性の救護に当たる一方、他の従業員は刺股や買い物用カートを使って距離を取りながら犯人役をけん制し、警察官が到着するのを待った。

 燕署生活安全課の齋藤直史課長(49)は従業員に対し「この施設は自由に...

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