
30年にわたり文学講座などの活動を続けた「けやきの会」のメンバーら=新潟市西蒲区今井
新潟市西蒲区の文学サークル「けやきの会」が11月で解散し、30年の活動に幕を下ろした。詩人や作家をテーマにした文学講座の開催やフォーラムの企画など活動を続けてきたが、高齢化による会員の減少などで継続が難しくなった。会員らは「文学に触れるきっかけをくれた場所だった」と閉会を惜しんだ。
けやきの会は、文学に親しむ場をつくろうと1995年に旧潟東村で発足した。潟東村や周辺地域から15人ほどの会員が集い、講師を招いて月1回の文学講座を開催。作品の舞台や作家ゆかりの地を巡る現地研修も実施した。
代表の加藤かよさん(72)=西蒲区=は「『読書会』ではなく、コーヒーを飲みながら作品のあらすじや作家の人とな...
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