
栃尾高校で行われた臓器移植について学ぶ授業=長岡市金沢1
臓器移植や脳死について専門家から話を聞く授業が、新潟県長岡市金沢1の栃尾高校で開かれた。講師が移植医療の意義や、県内での状況や課題について、医療現場でのエピソードを交えながら説明し、2年生約60人が真剣な表情で聞いた。
生物基礎の授業の一環で12月5日にあった。県臓器移植推進財団の秋山政人理事(58)が講師を務めた。
臓器移植について「医療現場では臓器の提供者のための医療だ」と切り出した。患者の最期の望みをかなえる「みとりの医療」の一つとして臓器移植がある、と説明を加えた。
100万人当たりの脳死臓器提供数は新潟県がトップだと紹介し、提供しやすい環境づくりの取り組みを説明。臓器移植の意思表示...
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