戦争の悲惨さを語る妙高市遺族会の長谷川稔さん=妙高市関山
戦争の悲惨さを語る妙高市遺族会の長谷川稔さん=妙高市関山

 新潟県妙高市の妙高中学校で12月11日、平和講演会があり、戦争で伯父を亡くした市遺族会の長谷川稔さん(73)が戦争の過酷さと銃後の生活などを語った。1年生14人を前に、県から家族に届いた伯父の死亡告知書を示し「尊い命や生活を奪う戦争をなくすため、一人一人が戦争を反対する声を上げ続けることが大切だ」と訴えた。

 長谷川さんは戦後生まれのため、戦争体験はないが、遺族の一人として戦争の悲惨さを後世に伝えるため、体験者に話を聞いたり文献で戦争について調べたりして2024年の今年語り部になった。

 長谷川さんの伯父はビルマ(現ミャンマー)で戦病死したとされたが詳細は不明。戦病死を自分で調べ、コレラなどの感...

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