しょうゆの仕込みを体験する子どもたち=12月14日、長岡市十日町
しょうゆの仕込みを体験する子どもたち=12月14日、長岡市十日町

 新潟県産の材料を使って昔ながらの方法で仕込むしょうゆの魅力を発信しようと、長岡市十日町の県醤油(しょうゆ)協業組合が12月14日、「郷土の実りしょうゆ仕込み体験」を開いた。参加者は仕込み体験や工場見学を通じて、醸造への理解を深めた。

 新潟県産の大豆と小麦を使用し、人工の温度調整ではなく四季の気温の変化で熟成させるしょうゆ「郷土の実り」の奥深さを知ってもらう目的で、今回が10回目の開催。年に一度の「郷土の実り」の仕込み日に合わせて開かれ、家族連れなど29人が参加した。

 参加者はバケツを手に何度も往復して、こうじと塩水を大きな木だるに運搬。子どもたちは背の丈よりも長い棒を使い、木だるの中のもろみ...

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