
新潟県教育委員会は12月23日、現在の中学1年生が受験する2027年春の公立高校入試から、スポーツなどに優れた生徒を対象にした推薦入試「特色化選抜」を廃止し、一般選抜に二つの募集枠を設ける新制度を導入すると発表した。中学校の部活動の地域移行に伴う対応。県教委はおおむね10年ごとに入試制度を見直しており、変更は特色化選抜を実施した15年度以来となる。
新制度では、これまでと同様の方法で入試を行う「一般枠」と、アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)を踏まえて各高校長の裁量で募集する「学校設定枠」を設ける。
学校設定枠では、各高校が中学校の調査書と学力検査に加えて、面接や課題作文を行ったり...
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