
園児の前で、飯室神楽を披露する浦川原小の児童=上越市浦川原区
新潟県上越市浦川原区の浦川原小4年生が、うらがわら保育園で地元の伝統芸能「飯室神楽」を披露した。田畑を荒らす悪い獅子を天狗(てんぐ)が刀を振るって成敗すると、園児らは大きな拍手を送った。
4年生16人は総合学習の一環で飯室神楽保存会の手ほどきを受け、舞や竹太鼓の演奏、語りなどを稽古してきた。地域の敬老会で発表したところ、見ていた園児が獅子や天狗のまねをして遊ぶようになったと聞き、「ぜひ保育園で神楽を演じたい」と12月19日に訪れた。
この日は、物語を四つの場面に分け、舞い手を場面ごとに交代しながら上演した。獅子がジャンプを繰り返して暴れる様子を表現し、天狗が園児のすぐ近くで太刀を振るうと、「...
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