
新潟市の液状化対策について、専門家が議論した検討会議=12月24日、新潟市中央区一番堀通町
能登半島地震で液状化による多数の住宅被害が出た新潟市は12月24日、液状化対策について専門家が議論する検討会議を新潟市中央区で開いた。会議では新潟県外の他都市で実施例のある工法が示され、今後はそのうち、二つの工法を軸に検討する方針となった。
検討会議は地盤工学、地域防災が専門の大学教員ら6人でつくり、5月に続き2回目。
会議では市側が、液状化が発生した地域は砂丘の外縁部にある盛り土地、潟や池の埋め立て地など六つのパターンに分類されることを説明。市内27カ所で土砂のサンプルを採取する「ボーリング調査」を12月から始めたことも報告した。
このほか、新潟県外の他都市で、地下水を地区外に排水する「地...
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