就任会見で並ぶ樹森大介新監督(右)と寺川能人強化部長=ビッグスワン
就任会見で並ぶ樹森大介新監督(右)と寺川能人強化部長=ビッグスワン

 J1アルビレックス新潟は、来季の指揮官にJ2水戸のコーチだった樹森大介氏(47)に白羽の矢を立てた。J1はおろか、Jリーグの監督経験がない樹森氏の抜擢は、異例にも映る。その背景には育成力への期待に加え「新しい風を入れたい」というクラブ側の思いがあった。

 クラブは当初、松橋力蔵前監督(56)の手腕を評価し、続投要請を10月に出した。しかし、松橋氏の退団決定が、12月8日の今季最終戦後になったため、候補者選びを急ピッチで進めることになった。

 寺川能人強化部長は26日の樹森監督の就任会見で、人選のポイントを説明。ボールを保持するスタイルの継続、選手育成の経験、Jリーグ監督が未経験の3点を挙げた。

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