2022年4月に新潟市の中学生が修学旅行中に「大地の芸術祭」の作品を壊した問題で、新潟市と十日町市が賠償金の支払いで合意したことについて、関口芳史十日町市長は24年12月23日の会見で、「一区切りついたが、終わったからいいというものではない。何があったのか、当事者はしっかり考えてほしい」と話した。

 十日町市によると、警察の捜査では壊したことが故意かどうかは、立証されなかったという。関口市長は作品が壊された状況を確認した上で、「間違えて踏んでしまったという状況では決してない」と主張。「賠償の責任が終わったからそれで良しではなく、関わった当時の中学生は、何が実際あったのか自分の胸でしっかり考えて...

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