
越後妻有里山現代美術館の回廊で、風鈴のような作品に触り音を楽しむ来場者=7月13日、十日町市本町6
新潟県の十日町市と津南町で開かれた「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」の入り込み客数が54万5931人で、過去最多だった前回22年の57万4138人に比べて4・9%減少した。十日町市の関口芳史市長が12月2日、発表した。9回目にして初めて、入り込み客数が前回を下回ったが、関口市長は「(混雑が少ない)快適な状態で楽しんでもらえた」と、適正人数との認識を示した。
2024年の芸術祭は、7月13日から11月10日までの89日間開かれた。新型コロナウイルス禍の前回は密を避けるため、4月29日から11月13日までの145日間だった。1日当たりでは前回の3935人から6091人に増えた...
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