仕事納めの27日午後も地震対応に当たる新潟市危機管理防災局の職員ら=新潟市中央区
仕事納めの27日午後も地震対応に当たる新潟市危機管理防災局の職員ら=新潟市中央区

 多くの企業や官公庁が2024年の仕事納めを迎えた12月27日も、元日の能登半島地震で大きな被害を受けた新潟市西区の区役所では、職員が次々と訪れる被災者の相談に応じた。12月31日まで住宅応急修理の窓口を開いて対応する。「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界遺産登録に携わった新潟県や佐渡市では担当職員らが悲願達成を改めてかみしめ、さらなる発信へ思いを強くした。

 能登半島地震では、新潟市西区や江南区を中心に深刻な被害が発生した。12月26日時点で市内では100棟が全壊、3977棟が半壊するなどし、4人が災害関連死に認定された。

 中央区の新潟市役所では12月27日も、危機管理防災局の職員が打ち合わせなどを続けた。危機対策課の瀧澤典彦課長は「今も生活を取り戻せていない被災者がいる。市役所が一丸となり、きめ細やかな対応に努めていく」と話した。

 西区の区役所には被災者が相次ぎ訪れた。市によると、...

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