
自国の災害や防災対策について説明する上越教育大の留学生=上越市山屋敷町
能登半島地震から1年となるのを前に、新潟県上越市の上越教育大学で留学生たちが自国の災害や防災を語る催しがあった。湯煎して炊いたご飯でおにぎりを作り、日本の防災食を味わう実習もあった。
毎年開いている異文化理解の催しで今年は防災がテーマ。12月13日に開催され、学生や教職員、市民ら約30人が参加した。
中国、台湾、ガーナ、マラウイの留学生4人が、自国で起きた地震や洪水の写真などを会場に展示し、参加者に解説した。マラウイ出身の大学院研究生、ジェレ・エマさん(33)は、国の南部では毎年のように大洪水が発生していると説明。「2023年には友人の家族が水害で犠牲になった。今でも心が痛む」と涙ぐんだ。
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