
正月向けの食材を買い求める客が訪れた暮市=12月30日、上越市柿崎区
新潟県上越市柿崎区で12月30日、年末恒例の「暮市(くれいち)」が開かれた。青空の下、買い物客はクワイやユリネなど正月料理の食材を買い求め、店主らと年末のあいさつを交わしていた。
柿崎区では毎月1、11、21日にJR柿崎駅近くに「一の日市」が立つ。暮市は毎年、正月向けの食材が店頭に並ぶため大みそか前日の30日に開いている。
約70メートルの路上に6店が立ち、野菜や果物、食パンなどのほか、市の名物「どら焼き」として売られている小ぶりな大判焼きも店頭に並んだ。「今年もお世話になったからあいさつに来た」「いつも買ってくれるから用意しておいたよ」などと、顔なじみの客と店同士で会話も弾んだ。
クワイを...
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