新潟県長岡市栃尾地域の葎谷(むぐらだに)集落で1月2日、300年以上続く神楽「岩戸舞」が披露された。平穏な1年になるようにと願い、保存会メンバーと地元の小学生が勇壮に舞った。
岩戸舞は、市の指定文化財でもある獅子舞。江戸時代、長岡へ向かう村松藩の殿様が集落で休憩した際、村人がもてなそうと、披露したのが始まりとされる。
新型コロナウイルス禍以降、家々を回る習わしは見送られ、今年も集落開発センターで行われた。
最初の舞い手は子どもたち。あどけなさは残るものの、おはやしに合わせて確かな足さばきを披露。若獅子を見事に演じきり、晴れやかな顔を見せていた。
大人の部では、6キロもあるという獅子頭の重さを...
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