役職員を前に年頭のあいさつをする加賀田組の馬場康社長=1月6日、新潟市中央区
役職員を前に年頭のあいさつをする加賀田組の馬場康社長=1月6日、新潟市中央区

 多くの新潟県内企業で1月6日、今年の仕事始めとなり、各社のトップが社員に訓示した。金利上昇や賃上げ機運の高まりなど日本経済は転換期を迎えている。原材料やエネルギー価格の高騰が続き、人手不足も喫緊の課題となる中、トップらは変化に対応した新たな挑戦や、さらなる生産性の向上を求めた。

 亀田製菓(新潟市江南区)は世界ブランドの構築に向けた挑戦を社員に促した。ジュネジャ・レカ・ラジュ代表取締役会長CEO(最高経営責任者)は「コアコンピタンス(核となる強み)のコメの価値を届ける唯一無二のグローバル・フード・カンパニーになるため、日本のみならず世界で亀田ブランドを広めていく必要がある」と強調した。

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