
出初め式ではしご乗りを披露する消防団村松方面隊=1月5日、五泉市宮町
新潟県五泉市消防出初め式が1月5日に行われ、五泉市宮町の五泉八幡宮では、消防団員による恒例の「はしご乗り」が披露された。団員たちは「火の用心」の垂れ幕を掲げるなどし、集まった市民に防火を呼びかけた。
五泉市のはしご乗りは江戸時代、村松藩士が江戸の火消しから技術を学び、町の消防組織に伝えたと考えられている。毎年、出初め式で市消防団村松方面隊員が八幡宮の拝殿前で行っている。
18人の団員はそろいの法被にはちまき姿で登場。長さ約6メートルのはしごを地面に立てて周囲を支えると、木やり歌が響く中で、乗り手がはしごに登って逆立ちするなどし「うぐいす」や「千寿の松」といった技を次々に決めた。集まった観客は...
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