新郎が宙を舞った八坂神社の「婿の胴上げ」=1月6日、南魚沼市六日町
新郎が宙を舞った八坂神社の「婿の胴上げ」=1月6日、南魚沼市六日町

 新潟県南魚沼市上町(かんまち)地区に戦国時代から伝わるとされる「婿の胴上げ」が1月6日夜、南魚沼市六日町の八坂神社で行われた。神社の氏子らによって六日町在住の2人が宙を舞い、祝福を受けた。

 婿の胴上げは、坂戸城主の長尾政景が優れた農兵の確保や城下の繁栄を願い、他地域から来た婿養子を胴上げして歓迎したのが起源とされる。八坂神社の春祭りの夜に行われ、現在は婿養子だけでなく前年に結婚した新郎も対象になっている。

 2025年は、理学療法士の目黒楓也さん(28)=長岡市出身=と、地域コミュニティーFMで働く佐藤侑紀さん(38)=新潟市江南区出身=の2人が祝われた。

 春祭りの神事が終わると胴上げの儀式が...

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