
豊作を願う伝統の小正月行事「鳥追い」=1月13日、柏崎市高柳町門出
害鳥を追い払って豊作を祈る小正月の伝統行事「鳥追い」が1月13日、新潟県柏崎市高柳町門出の「門出かやぶきの里」で行われた。住民ら約50人が夜明け前から火を囲み、特徴的な節回しの「鳥追い歌」を響かせた。替え歌を歌って能登半島地震の被災地にエールも送った。
鳥追いは、農作物を食い荒らす害鳥を追い払い、その年の豊作を願う。門出地区ではかつて集落ごとに行っていたというが、人口減が進み地域全体で実施している。
「鳥が目を覚ます夜明け前に追い払う」との意味合いから、午前6時に開始。わら帽子をかぶった参加者らは拍子木を打ちながら「あららが鳥か こららが鳥か ジロドンが鳥か タロドンが鳥か」などと...
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