
政府の地震調査委員会が1月15日に公表した評価結果で、新潟県の「長岡平野西縁断層帯」でマグニチュード8程度の地震が30年以内に発生する確率が、2024年までの「2%以下」のAランク(やや高い)から、「3%以下」のSランク(高い)に引き上げられた。県内では最も大きな地震被害をもたらす恐れがある断層とされており、専門家は災害への備えを改めて確認するよう呼びかけている。
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知って備える!新潟の大地震・“最恐”編]被害最大は「長岡平野西縁断層帯」 新潟、長岡、上越…県内全域で震度7の衝撃…はこちら
長岡平野西縁断層帯は、新潟市の沖合から小千谷市にかけて延びる約80キロの活断層。県の想定によると、この断層が動くと上中下越の広い範囲で震度7の地震が起こる可能性がある。その際の死者数は約8千人、避難者数は最大約47万人と、地震による被害が県内で最も大きくなるとされている。
今回の引き上げを受け、...
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