サッカーJ1アルビレックス新潟が、2025年シーズンに向けて動き出しています。3季続いた松橋力蔵前監督からバトンを引き継ぐのは、J1トップチームで初めて指揮を執る樹森大介新監督。野心と潜在能力にあふれるJ2所属選手を中心に補強し、チーム一丸となって成長を目指します。
新潟日報では、宮崎県西都市を舞台とする1次キャンプから、アルビ担当記者が現地入りし、紙面に記事を掲載します。ウェブ版の「新潟日報デジタルプラス」ではより詳しく、監督や選手の声、練習中の真剣な表情からふと見せる素顔の写真まで、皆さんに伝えていきます。
開幕の横浜M戦のキックオフまで…
残り0日と0時間00分00秒
1月20日のアルバム
(右へのスライドで次の写真を表示)
・報道公開時間 午前9時30分~午前11時10分
・天気 快晴。気温は先週よりさらに高くなり、冬だということを忘れる
・主な練習メニュー ランニング、ストレッチ、チューブを使ったトレーニング、体力測定、パス練習、3対3でショートカウンターと、それに対応する守備練習、4対4のミニゲーム
・練習後は、樹森大介監督とFW小野裕二選手、GK吉満大介選手に話を聞きました!
◆「FC東京には負けない」FW小野裕二の闘志

(練習試合を振り返って、いかがでした)
いろんな初めての選手もいましたし、まだチーム全体としてどういうサッカーをしたいっていうところは、1週間足らずだったんで。できなくて当然っていう言い方もあれですけど、そこに対してのチャレンジとエラーの繰り返しで、やっぱり作っていくものだと思う。結果としては負けましたけど、そんなにこう、悲観することではないなっていうのは思っています。
(監督はテンポが上がりすぎたと言っていたが、前には持って行けた)
そうですね。1人30分で一応決まってたんで、30分、長くても40分って決まってたんで、僕はもう30分しかないっていうところで、しっかりもう狙えるところは全部狙うっていう。もちろん90分の試合の中だったら、テンポもペース配分も考えなきゃいけないんですけど、30分っていうところがあったんで、僕は基本的には自分が体がきつい時でもしっかり真裏に抜けたりっていうのは思ってたんで。
(落合選手と2トップ組んでみて)
誰と組むかっていうよりかは、しっかり自分がどういうプレーをするかっていうことが大事なんで。その中で2人の関係性っていうところは大事にしていきたいですけど、さっき言ったように30分だったんで。
練習の時からしっかりいろんな選手の特徴だったりっていうのは含めて、もっとこう把握していきたいし、あとは強化含め、監督含め、ここでやるに値するというか、この新潟のサッカーに合う選手ももちろん連れてきてると思うんで、そこはそんなに問題ないのかなと思ってます。
(今日はショートカウンターとその対応の練習も)
そうですね。ショートカウンターっていうよりか、もうほんとにゴール前でゴールを取るためのところで監督言ってたように、やっぱりシュートの意識っていうのはもっともっと全員が持たないといけないですし、そのシュートの選択肢を持った中でドリブル、パス、どこから逆算していくっていうところはもっともっと全員が持たなきゃいけないなと。
この前の試合もそうですけど、確かにテンポがじゃあ上がってたのかもしんないですけど、それでもやっぱり相手の急所が空いてるなら、やっぱそこはテンポ関係なく上げてそこを突いていくべきだし、それのチャレンジとエラーっていうのはもっともっと繰り返していかないといけないかなと。
(監督は最後にパスを探してしまうみたいな部分が少しあると)
どうしてもこう、綺麗な崩し方をしようとしてしまうところはありますけど、やっぱ強引にチャレンジして、そのトランジションで、切り替えのところで相手がバランス崩してとかっていうところはやっぱ大きくあると思うので。揃ってる相手に綺麗に崩すっていうのはやっぱ難しいと思うし、やっぱもちろんその精度っていうのを高めていかないといけないと思うんですけど、どんどんチャレンジしながらやっていくってことが大事だと思う。
監督言ったように、シュートっていう選択肢があれば、シュート打った後にしっかり枠内に入れれば何かが起こるっていうところはあると思うので。その意識っていうのはチーム全体として個人的にもそうだし。ただ、シュートを打つ、打ちゃいいって問題じゃないですけど。うん、打てるそのタイミングだったり、打てる状況っていうのを見逃さないっていうところの意識づけっていうのは大事かなと。
(小野さん自身のこのキャンプでのテーマは)
いやもうほんとにしっかり1年間戦える体を作るっていうことが1番かなと思いますし、シーズン始まっていけばもちろん試合も重なっていって、いろんな選手と試合に出る機会も多分あると。合わせていくっていうのは今度そっからになってくると思うんで、今はほんとに自分がしっかりいい状態で開幕を迎えられるようにっていうところと、プラスアルファでしっかり自分がチームに与えられる影響っていうのを考えながら、毎日100パーセント、トレーニングしていくことが大事かなと思います。
(若手に求めたいこととかは)
いや、若いからどうとか、年がどうとか、そういうことは別に関係ないですね。同じピッチに立ってるなら、やっぱり要求するのは当たり前だと思うし、相手の要求に応えるのも当たり前。そこはもう別に若いから、じゃあユースの選手が来てるから、大学生が来てるから、だから言うではなく、当たり前。そこに年齢はあんま関係ないんじゃないかな。別に自分の上だろうが下だろうが全然。気になったことだったり、こういう、こうしてほしいっていうことがあれば言ってほしいっていうのは言ってるし、そこは全員がそのチームが良くなるため、勝つためにどうするかっていうことが大事かなと思います。
(19日はオフでしたけど、どんな過ごし方を)
午前中サウナ入ったり、水風呂入ったりして。しっかり休んで、今週からまたギアを上げていくっていう風に監督も話したので、しっかりそこに合わせてやれるように、体のところをまずはしっかりケアしてました。
(松橋前監督に「チーム去ったことを後悔させるぐらい頑張る」と発言されていたが、あらためてその思いは)
別にそのままというか、リキさんはリキさんで、監督のキャリア、人生っていうのがあると思いますし、別にFC東京に行っても、うん、多分誰も文句はないし、今までリキさんがこの新潟、マリノスでコーチやって、監督やってっていう、自分がこう積み上げてきたキャリアっていうものなんで、そこに挑戦することは、ほんとに僕も一緒にやってた身として、ましてやユースから一緒にやってた身としては、もうほんとに嬉しいことですし、そこはもう、もうほんとになんの嘘偽りもなく応援してる。誰がどう見ても行くでしょっていう風に。ただ、僕らは僕らで、このクラブでしっかりやらなきゃいけないこともありますし、いなくなった人のことをどうこう言っても仕方ないので、しっかりね、FC東京とやるときはもう負けないっていう、シンプルにそこの強い気持ちを持って。他のチームも含めてそうですけど、まして去年勝ててない相手ですし。なんで、しっかり僕らはいいものを自分たちで作って、シーズンに向かっていければなと思います。
◆「阿部ちゃんのもっとうるさい版」に元気をもらうGK吉満大介

(GKが吉満選手以外入れ替わりました)
寂しいです。みんなで連絡取り合ってお互い頑張ろうという話はしました。
(競争がまた激しくなる)
そうですね。それに関してはどのシーズンもまあそうなんで。こんなにGKが一気に変わるんだなってはありますけど、まああとはキャンプでコンディション上げるためにやっているんで。もっと盛り上げてやっていきたいんですけど、僕としては。盛り上げるというか、そのモチベーション的にも。うん、ちょっとあんまり。なんて言うんですかね、まだ人見知りしてるのかなっていう感じはしますね。(田代)琉我以外は。
(田代選手はどんな選手ですか)
阿部ちゃん(移籍した阿部航斗)のもっとうるさい版みたいな感じです。
まあ、阿部ちゃんはやっぱ真面目ですから。琉我も真面目で。そういう感じですかね。僕も彼以上の元気とか。うん、元気を逆にもらって。僕もみんなを盛り上げれたらなと思います。
(田代選手が、吉満選手が助けになっていると)
でも僕も、同じ部屋で。僕もですよ逆に。みんな人見知りなところを彼の明るさで補ってる部分もあるんで。一緒にやっててもやりやすいですし。雰囲気の所を気にかけてくれてる。嬉しいです。
(若い内山翔太選手も吉満選手が育てて…)
僕が育てるよりコーチが育てるんで(笑)。ただ、僕が何かアドバイスできることがあれば、他3人に何か還元できればなっていうのはありますけど。ただ、僕も選手としてもっと成長したいのもありますし、そこは渡辺泰広コーチだったり、湧生弦さんだったり、指南を受けてやっていけないといけないなと。
(藤田和輝選手の印象は)
パワフルな選手だなというか。うん。琉我もですけど、結構パワフルで若さ溢れるプレーだなっていう感じはします。元々ね、ユースの選手なんで、みんな顔見知りだし。新加入の選手はしっかりと溶け込んでいこうとしてるなっていうのはあります。
(GKとして最年長。どんな武器をアピールしたい?)
去年1年の積み上げっていうのはすごくアドバンテージだと思いますし、あとは既存の選手は僕のプレーっていうのは分かってるし。そこプラス、今年また新しい戦術も組み込まれていくので、そこをしっかり吸収して、ベテランなりに早くピッチで表現できるように。キモさんの話だったり、渡辺コーチだったりの話を自分のものにできるように、いち早く。それもベテランの良さだったと思うので。で、それをまた若手に還元できるようにしたい。
(樹森監督になって変わった部分は)
裏を狙うためにどういう立ち位置を取るかだったりっていうのは、攻撃のところはやってますけど、まだ守備のところはまだ今週なんで。まだこっからなので楽しみ。そこをまたしっかり織り交ぜながら、新しいアルビレックスを見せれたらなと思います。
(去年は1試合出場)
悔しい思いの反面、どの選手にも言ってたけど、やっぱり準備し続けることの重要性というか。そのためには怪我をしたらまた0に戻りますし、0とまでは言いませんけど、100あったものは50以下になるんじゃないですか。なんで、怪我をしないためにまずどういう私生活を送るかと、心がけてます。みんなに合わせるっていうよりは、しっかり自分の中で少しずつ上げていくっていう感覚でキャンプもしてるので、そこはこう、あんまりみんながこうガンガンやってるからやってくってよりは、自分のコンディション見ながらやっていければなと。
(準備ができていたからこそ急遽の出場でも対応できた)
いや、でも、それはもちろんフィールド選手のおかげと思っているので。僕は出てなくても、出てる選手が下を向いてたりしたら、こうアドバイスだったり、何か声かけだったり、いい方向に持って行けたらなと。
(スタメン争いも)
スタメンを狙いに行かない年っていうのはないですし、まあ、毎年毎年狙う気持ちではやってますけど。周りを見ながらプレーすることも大事かなと思います。同じ方向には向くんだけど、俯瞰してしっかり見れるように心がけて。
(今日も声掛けしていた)
いや。その、今日練習がきついのはみんなわかってたことだし。ただ、意欲的に積極的に、キモさんも言いますけど、そこはやっぱり後ろから、キーパーから促すことが僕は大事だと思ってて。やっぱりフィールド選手より走ることも少ないですし。ただ、周りが1番見えてるがGK。そん中でコミュニケーションだったり、そういう場を盛り上げるだったり、うん、雰囲気だったりっていうのを気にかけながら、日常からやることが大事なのかな。
(チームが宮崎牛もらってましたね)
いただきました。すっごく、おいしかったです。ほんと。なんかとろけちゃいました。サイコロステーキみたいな。(他の選手に)宮崎牛うまかったよね、やばかったよね。
(オフはどんな過ごし方を)
青島神社行ってきました。5人、6人で行って、うん、みんなが怪我しないように。カップルめちゃくちゃ多かったです。俺ら浮いてんなって思いながら(笑)
◆そこでバックパス?意識を変えたい指揮官

※まずは報道陣の合同取材です。
(オフ明けの練習だったが、選手たちにはどんな声を)
オフ明けの初日っていうのは、選手の個人の能力、1人1人の能力を成長させる日になるよと。毎週やっていくので、特にアタッカーであれば...