
新潟県庁
新潟県は1月21日、県糸魚川地域振興局発注の工事について、必要な県議会の議決を得ずに契約を結んでいた事案があったと発表した。職員の認識不足が原因で、こうした事例は初めてという。県は21日、県庁で会見を開いて謝罪し、2月県議会で追認の議案を提出すると説明した。
対象となったのは糸魚川市内で発生した地滑りの緊急対策工事。2023年10月に契約し、当初の設計額は4億8302万円だったが、24年1月に工事内容を変更し、契約額が5億2626万円に増えた。工事は24年11月に終了している。
県条例は予定価格5億円以上の工事契約について県議会の議決が必要と定めているが、担当職員は契約変更後に5億円を超えた...
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