
県内遺跡の発掘調査で出土した品々が並ぶ企画展=新潟市秋葉区金津
新潟県内遺跡の2024年度の発掘調査で見つかった遺物などを展示する企画展が1月18日、新潟市秋葉区金津の県埋蔵文化財センターで始まった。出土状態の良い土器や各地との交流がうかがえる貴重な品々が並び、最新の調査の成果を知ることができる。
国道などの建設工事に伴い、村上、南魚沼、柏崎、上越の4市の計8遺跡で発掘調査を行った県埋蔵文化財調査事業団が企画した。縄文時代から安土桃山時代ごろまでの出土品約230点を展示している。
縄文時代後期前葉(約4000年前)の大集落だった村上市の上野(かみの)遺跡では、多数の土器や石器が出土。酒や果実酒などの液体を入れて使われたとされる「注口(ちゅうこう)土器」2...
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