新たな財源について専門家らが意見を交わした佐渡市宿泊税検討会議=1月22日、佐渡市役所
新たな財源について専門家らが意見を交わした佐渡市宿泊税検討会議=1月22日、佐渡市役所

 「佐渡市宿泊税検討会議」の2回目会合が1月22日、新潟県佐渡市役所で開かれた。新たな財源について、市内の宿泊施設に泊まる人を対象にした「宿泊税」と、市内への訪問者を対象にした「入島税(訪問税)」に絞って検討したい考えを佐渡市が示した。これに対し、大半の委員が入島税を支持した。3月末までに方向性をまとめ、4月に報告書を公表する。

 佐渡市は、使途に関して(1)地域の環境を守ること(不法投棄対策や道路管理など)(2)観光産業が継続して営まれること(2次交通強化や情報発信など)を挙げた。

 税収に関しては、宿泊税(定額1人1泊200円)の場合、2024年延べ宿泊者数(32万人泊)で6400万円、入島税...

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