
佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」=佐渡市
新潟県佐渡市が導入を検討している宿泊税について、佐渡市が専門家や関係者らの意見を聴く市宿泊税検討会議の初会合が7月12日、市役所で開かれ、導入の是非や制度設計についての議論が本格化した。
「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産登録や観光客増加を見据え、佐渡観光旅館連盟は宿泊税導入を求める要望書を5月に市へ提出。渡辺竜五市長も関係者の合意形成を前提に、導入に前向きな姿勢を示している。
検討会議は、連盟や佐渡商工会連絡協議会、佐渡観光交流機構、佐渡汽船などの代表・事務局長ら7人で構成。座長には新潟大経済科学部の中東(なかひがし)雅樹准教授が選出された。
事務局の市担当課は、厳しい財政状況や財源確...
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