
大地震の救助現場を想定し、訓練に取り組む隊員たち=燕市燕
新潟県燕・弥彦総合事務組合消防本部は、大地震の救助現場を想定した震災救助、ドア開放などの訓練を実施した。解体前の旧燕東幼稚園(燕市燕)を会場に、床に穴を開けたり扉を切断したりする作業に当たった。
消防本部では日頃から救助訓練に取り組んでいる。ただ、実際の建物を利用した訓練機会は限られ、今回は2013年以来の実施となった。
27日に行われた訓練には吉田消防署と燕消防署の計約20人が参加。大地震が発生して鉄筋コンクリート造りの2階建ての建物の1階部分が押しつぶされ、要救助者が1人取り残されているとの想定で取り組んだ。
建物1階に進入するため、隊員たちは2階で開口場所を決めると床板をはがし、ドリル...
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