新基準バットについての研究を行った、塩沢商工高校野球部のメンバーと教員=南魚沼市泉盛寺
新基準バットについての研究を行った、塩沢商工高校野球部のメンバーと教員=南魚沼市泉盛寺

 新潟県南魚沼市泉盛寺の塩沢商工高校野球部は、日本高野連が2024年に本格的に導入した反発力を抑えた新基準の金属製バットが県大会に与えた影響を研究した。3年分の計589試合のデータをまとめ、「低反発バット」だった24年は、前の2年に比べて長打率が大きく下がり、打率も下がり、試合の点差も小さくなったことを明らかにした。生徒が24年12月に仙台市で開かれた日本野球学会の大会に出席し、大学生らに交じって研究成果を発表した。

 研究したのは野球部員で2年の片桐空河さん(18)とマネジャーで1年の大津楓さん(16)、嶋田賛夏さん(16)の高校生3人と、野球部の教員3人の計6人。

 きっかけは2024年夏の県...

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