
男たちが体をぶつけ合い、福札を取り合った裸押合大祭=2月8日、長岡市栃堀
新潟県長岡市栃尾地域で2月8日、ふんどし姿の男たちがぶつかり合う「栃堀巣守(すもり)神社裸押合(おしあい)大祭」が開かれた。住民や学生ら県内外から約100人が参加し、社殿に力強い声が響き渡った。
裸押合大祭は1570年代に、上杉謙信が信仰していた毘沙門天を巣守神社に祭り、戦勝や五穀豊穣(ほうじょう)を願ったのが始まりとされている。
参加者は巨大なろうそくを抱えた男衆を先頭に、参道を駆け抜けて社殿になだれ込み、「押ッセ、押ッセ」のかけ声で押し合いが始まった。
天窓から、米や家電製品などと交換できる福札がまかれると、社殿の熱気は一気に上昇。男衆は「サンヨ(撒与)サンヨ」と叫び、手を伸ばしたり飛び...
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