サッカーJ1アルビレックス新潟は、2025年シーズンの開幕戦2月15日まで1週間を切りました。樹森大介監督が新たに就任し、例年以上に選手の入れ替えもあった今季。新潟日報では宮崎県の1次キャンプから、アルビ担当記者が現地に入り、紙面に記事を掲載してきました。ウェブ版の「新潟日報デジタルプラス」ではより詳しく、監督や選手の声、練習中の真剣な表情からふと見せる素顔の写真まで、皆さんに伝えています。

 今回、総仕上げの高知キャンプでも再び現地での取材を敢行。その様子をお届けします。

開幕の横浜M戦のキックオフまで…

残り00時間0000

◆2月12日のアルバム

(右へのスライドで次の写真を表示)

・報道公開時間 午前10時25分~10時55分
・天候 小雨
・主な練習メニュー ランニング、ストレッチ、パス回し、1対1の攻防

・練習後は、DF橋本健人選手と樹森大介監督に話を聞きました!

◆高知キャンプおなじみのうなぎを食べたDF橋本健人

※新潟日報の単独取材です

(樹森監督はスルーパスを効果的に使う印象。橋本選手の良さも生きる)

結構背後へのアクションっていうところはすごい求められてますし、チャンスがあったら狙うんだっていうことをアタッカーにも求めてるし、逆にそれを出し手がちゃんと逃さずに出してあげるっていうところは必要だと思うんで。そこをフォワードと合わせてやっていけたらなと思います。

(守備面で求められていることは)

かなり前から取りに行きたいっていうことは言われているんで、あとはどこで奪い切れるかっていうとこだと思う。取りに行った時に、特に後ろの4枚はちゃんと自分のとこで取り切るというかっていうところはすごい求められてると思います。

(ミゲル選手とか新加入の選手、どんな感じですか)

普通の選手だったら、相手のディフェンダーに詰められるとヘッドダウンしがちで、近いところしか見えなくなるんですけど、ミゲルはドリブルの懐が深いんで、相手に距離を多少詰められても結構遠くまで見えてるし、そういう独特のタイミングで、顔が上がってるんで。シュートも、左足も右足も、結構いいシュート打てるんで、そこはすごいなと思います。

ヤムくん(矢村健)とかも、みんなすごいっすよ。みんな違うもの持ってていいんですけど。ヤムくんは結構、シュートへの意識というか、ゴールの匂いが凄いします。

(横浜の出身で、マリノスはどんな存在ですか)

僕は横浜FCのユースだったんでライバルでしたね。今は時代が変わってるんですけど、僕が小学校、中学校の頃は、マリノスに行けない選手が横浜FCに行くみたいな流れがあったんで、そこに対しての多少の劣等感というか、あいつら越してやるんだっていうハングリー精神はありました。

(もともとクロスが得意だが、さらに練習をしている)

試合展開次第になるとは思うんですけれど、僕が出たら基本(クロスを)上げると思うんです。自分たちがやりたいことがうまくいってる時は、結構自分が前目のポジションで受けることは結構多くなると思うんで、回数も上がってくるかなと思います。ポケットへのランニングは求められているんで、深いとこまで行けると結構やりたいことは出てるかなっていう感じです。

(昨日はオフでしたが)

うなぎ食べました。イナ(稲村隼翔)と奥村(仁)と。

◆「同じマインドでやれる選手」を選ぶ樹森大介監督

※報道各社の合同取材です

(開幕を間近に控えた今の心境は)

宮崎キャンプが順調に来た中で、高知に来て逆に課題とかが浮き彫りになったシーンもあって、それが逆に良かったなっていう。「足んないなあ、まだまだここはできないな」っていう部分も見えてきて、それを踏まえて、シーズン通して成長しながら、戦っていきたいなっていうのもあります。不安ももちろんありますし、良かったイメージのところもあるので、やってきたことがうまく出ればいいなと思います。

選手も大きく入れ替わってますし、要所要所の選手は変わっているので、そういうところの組み合わせがビシッと決まっているわけではないので、開幕から数試合は常に選手が変わる流れになると思います。

(良かった部分とは具体的には)

アタックの仕掛けのところは、結構選手が意識してくれているので。裏へのアクションも増えましたし、仕掛けるっていうところは大きく変わったんじゃないかと。アタッカー陣の個人としての意識も変わりましたし、それを使う出し手の方も見るようになってるので、後ろだけじゃなくて。その中でも一発裏はあるんだぞっていう感覚は持ってるんじゃないのかなと思います。

(差し支えのない範囲で、見つかった課題とかは)

課題はあんまり言いたくないな...

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