県立高校の将来構想案を了承した有識者会議の最終会合=2月12日、新潟市中央区
県立高校の将来構想案を了承した有識者会議の最終会合=2月12日、新潟市中央区

 2025年度から10年間の新潟県立高校の将来構想策定に向けた有識者会議の最終会合が2月12日、新潟市中央区で開かれた。急激な少子化を踏まえた学校の再編や、教育の質の維持のため遠隔教育の推進などに取り組むとする県教委の構想案を了承した。

 県教委は、中学校卒業見込み者数の減少により、県立高校数は25年度の86校から、34年春には22校減の64校になるとの見通しを公表。将来構想案では、教育の質を維持・向上させるため、高校の統合と併せ、県内六つの各エリアで一定規模の学校の配置を維持するとの方向性を示した。

 多様な学習ニーズに応えるため、生徒に合わせて学びの方法や場所を選択できる「セルフデザインハイス...

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