
器具を使い、三角コーンを持ち上げる加賀田組社員。誰でも容易に持ち運べる=新潟市中央区
加賀田組(新潟市中央区)は、工事現場用の「三角コーン」を持ち上げやすくする専用器具を長岡工業高等専門学校(長岡市)と共同開発した。重量のあるコーン上部の穴に差し込み、強い力を入れず容易に持ち上げられる。建設現場では性別や年代を問わず多様な人たちが作業に携わるようになっている。同社は「誰もが働ける現場の環境を作る一助になれば」とし、同業への販売も視野に入れる。
三角コーンは風に飛ばされにくくするため3・5キロほどの重さがある。現場によっては100本近く使うケースも。軍手をはめて作業する際に「滑って持ちづらい」といった声も上がっていた。
加賀田組は、企業の課題調査、解決に取り組むプログラムのある長岡高専に協力を求めた。長岡高専は2024年7月に開発をスタート。3Dプリンターで制作した原型を基に、25年7月には加賀田組が試作品を完成させた。
工具袋に入れやすいよう長さは20センチほどとし、素材は耐久性を重視しステンレスを用いた。加賀田組社内の企画改善提案発表の最優秀賞を獲得し、12月に特許を出願した。今後は新潟県が認定する新技術普及・活用制度への登録を目指し、販売に向けた検討も進めている。
DX推進室長の高橋博弥執行役員は「ニッチではあるものの現場にとって便利な器具。大きな変革ではないが、小さな独自の工夫を積み重ねていきたい」と話した。...












