サッカーJ1アルビレックス新潟は、2025年シーズンの開幕戦があす2月15日に迫っています。樹森大介監督が新たに就任し、例年以上に選手の入れ替えもあった今季。新潟日報では宮崎県の1次キャンプから、アルビ担当記者が現地に入り、紙面に記事を掲載してきました。ウェブ版の「新潟日報デジタルプラス」ではより詳しく、監督や選手の声、練習中の真剣な表情からふと見せる素顔の写真まで、皆さんに伝えてきました。ついにキャンプ最終日(その後も新潟に戻ってきませんが…)。最後の練習と、前日会見の様子をお届けします。

開幕の横浜M戦のキックオフまで…

残り00時間0000

◆2月14日のアルバム

(右へのスライドで次の写真を表示)

・報道公開時間 午前9時~9時20分
・天気 快晴
・主な練習メニュー ランニング、フィジカルトレーニング、ドリブル、リフティング

・練習後は各社合同での試合前日会見でした。DF舞行龍ジェームズ選手、DF堀米悠斗選手、樹森大介監督が取材に答えました!

◆「楽しみ。新しいやり方にわくわく」DF舞行龍ジェームズ

(どのようなキャンプでしたか)

いつもよりは早く感じたし、いろんなことが変わって、そこでみんなが、監督が新しくやろうとしてることを一生懸命取り組んできたキャンプ。それと、今まで築いてきた新潟のサッカーを、うまく組み合わせしようとしたキャンプしでした。

(充実していた)

はい。新しい選手もいっぱい入ったし、スタッフもいっぱい入ったんで、そこも信頼関係を深めながら、いいものを作っていけるかなっていう風に思います。

(開幕戦に向けた心境は)

いや、楽しみです。個人的にはもう早くやりたいんで。新しいやり方にわくわくがありますし。緊張っていうよりは、個人的に早くやりたいです。

(昨年の課題に失点の多さがあったと思うが)

その悪い時期、5試合で20点くらい取られているけど、それを除いたらそんなにすごく悪かったわけではなかったと思う。ただクロスからの失点は多かったと思う。その辺の守備の連係と、どう守るかを再確認して。新しい選手、新しいキーパー、スタッフとも刺激しあいながらやってきた。あとは切り替えの部分は監督がフォーカスしていたと思うし。そこは非常に去年よりよくなってるって練習から感じます。

(サポーターにどんなプレーを見せたいか)

いや、もちろん勝利ですけど。個人的には安定感を後ろからもたらせるようなプレーに注目してほしいです。

(コンディションは)

いいです。一切もう怪我とかなく、キャンプを終われたことは一番。それでまたちょっとずつ、1年過ごしながら成長していけたらなと思ってます。

(横浜MのACLの試合は誰かと見ましたか)

1人で見てました。

(印象は)

結構、やっぱり前の3人の、特にアンデルソンロペスと、ヤンマテウスがやっぱ連係はいいと思います。
ほんとに何にもないところから得点が生まれるような2人だと思うんで。あとはサイドアタッカーはスピードあって、そこのトランジションのところは非常に意識しないといけないと思う。そこは攻守の切り替え、自分がボール持った時の早く攻めるべきか攻めないべきの判断だったり、そういうところが1番大事になってくるかなと思います。

(相手も新しい形になり、ビルドアップで隙を突けるイメージは)

プレスで相手に何回かはめられていて、ショートカウンターの場面は特に前半の方はあったと思うんで、自分らもそういう場面を作れたらチャンスを作れるかなと思います。あと、相手がボールを持ってる側の場合、前の3枚が残ることも結構あったんで、そこのリスク管理だったり、大事になってくると思います。

(イメージを持って臨めるのは有利)

そうですね。あれ見て、多分俺らと同じような感じですね。新しい監督来て、そこのサッカーのトランジションだったと思うんで、楽しみです。

(勝利の鍵は)

リスクのとこだと思うんですよね、どっちも。向こうも結構攻めるのが早い時はあるんで、そこを防げばまたこっちのチャンスにもなるんで、そういうオープンの時にチャンスを取れるか取れないかだと思います。

(対マリノスという部分を強調するのか。自分たちの形を強調するのか)

個人的には自分らのサッカーをどうその相手に表現していくか。もちろん相手の強いとことかは頭に入れないといけないですけど、自分らが何をこのキャンプでやってきたか、それをどうチームとして成長させて行きたいかの方は俺が大事だと思います。そこは一試合だけじゃなく、このシーズン通して、どうやってこのチームが強くなって今までで最高の結果出せるかは、このキャンプでやったことをやり通すことは非常に大事だと思うんで。みんなでそこは話し合ってるし、信じあってると思うので。そこを今やってきたことをやるだけ。
それが勝利につながったら最高だし、つながらなかったとしても、どうやって良くしていくか、どうやって勝っていくかっていう作業だけだと思うんで。もちろん勝負なんで、勝ちたいですけど。

(久しぶりにゴールも)

ゴールあったら最高ですね。

◆「新潟の代表という気持ちで戦う」DF堀米悠斗

(今季もキャプテンとして、どんな言葉で引っ張るか)

それはこれから考えますけど、まずはこれからの1年間、しっかりと覚悟をもって、みんなが取り組み続けられる1年になればいいなと。早速、やっぱりスタメンで出る選手、ベンチメンバー、メンバー外、いろんな立場に分かれますけど、そこであんまり自分の気持ちを動かされないように、しっかりと1年間、どういう状況、どういう立場に置かれても、このチームのためにできることを精一杯やるっていう、そういった覚悟は、今このタイミングでもう1度みんなが持つべきだと思う。

僕たちのやっぱり結果で、新潟の皆さんの、なんだろうな、生活にもかなり大きな影響を与えると思うので、しっかりと新潟の代表なんだって気持ちを持って戦いたいなと思ってます。

(キャンプを振り返って)

ほんとあっという間でしたね。自分たちの課題っていう部分にしっかりとフォーカスしながら、そこに対しては真摯に取り組んだと思うので、少しでも良くなったところを見せたいなと思うし、それプラス、今までここ数年間培ってきたものをしっかりと発揮できれば、チームとしてはいいもの見せられるかなと思います。

あとは開幕戦という、ちょっと違った緊張感の中で、それを自分たちがどれだけ表現できるか。ここはある程度割り切ってというか、開き直って思い切ってプレーする必要があるので。あんまりみんな気負いしないように。
ただ気持ちはしっかり入れるっていう、すごくこう難しいコントロールにはなりますけど。自然とこうやりながら、みんなが楽しいなっていう風に感じられればいい結果が得られると思います。

(マリノスの印象は)

まずそもそもシステムが変わったので、しっかりとそこで相手のウィークっていうところを突いていきたいなと思うし、タイミング的にみんながACL見れるタイミングだったので、ある程度イメージとかそういうものはできてるかなと。そこはすごく自分たちにとってプラスに働くと思うので。まあメンバーは多少変わると思いますけど。

やっぱり相手の前線の選手の守備強度っていうところ、そこはあまり高くないと思ってるので、しっかりとビルドアップでいい進入をしていく。そこがまず安定すれば押し込んでゲームできると思うし。その後の質っていうところがやっぱり、悪ければカウンター受けるし、シュートまで持っていければまたセットしていい状態で守備ができると思うので。明日のポイントはやっぱりその進入した後の自分たちの精度だと思います。

(開幕から3戦アウェーが続くが)

いや、もうそういうものだと思ってるし、僕自身は慣れてるので全く。家族はある程度負担は大きいかなと思いますけど、自分はほんとにサッカーに集中させてもらって、いいコンディションでやらせてもらってるので。それは僕たち選手はやっぱりこう、そこにしっかり感謝しながら。もっと寒い、もっと過酷な環境で頑張っている家族だったり、新潟の人たちっていうところに、しっかりとこういう感謝の気持ちを伝えられるようなゲームができればなと思います。

(開幕戦前の心境は)

そうですね、やっぱり契約更新の時に言った危機感っていうところは未だに強く持ってますし、これから新潟がJリーグでどういう存在であるべきかというか、そのシーズン移行の話もそうですし、やっぱり自分たちがしっかりと結果を出して存在感を出していくことで、そういった部分にも影響を与えられるかなと思うので、まずは僕自身はそういうところまでしっかりとこう考えて、いい結果を残したいなと。こういう環境でありながらもいい結果を残す方がかっこいいと思ってるんで、そこにチャレンジしたいなって思うと。

あとはサポーターの皆さん、1年間同じような気持ちで戦ってもらえればほんとに心強いですし、新潟史上最高っていう目標が今年はあるので、そこに向かってそれに恥じない努力を、結果がどうなろうと、その目標に向かってしっかりと努力し続けるってことが今シーズンすごく大事だなと思います。

(失点を減らすことへの手応えは)

ちょっと原則的な...

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